トップページ コンストラクション・インプリメント(C・I)
建築企画・設計 建築施工・監理 施工実績 業務代行 建築九星気学
業務代行

■ 税務・法務関連

■ 確認申請代行

■ 図面作成代行


■ 建物の維持管理


■ 維持管理アドバイス
建物の維持管理
    個人所有または賃貸においても、建物管理の目的は変わりません。

   ■木造の場合
    
●一戸建住宅
      @
湿気対策
      木造一戸建て住宅の維持管理は、基本的に湿気対策です。
     建物の周囲に植物を植えたり、収納倉庫等をおいている場合、建物の基礎周りの
     湿気が常に高い状態にあると言えます。風通しを良くする事は、建物をいたわることに
     つながります。
      A
雨漏り・台風対策
      屋根は基本的に新築から10年を目安に塗り替えまたは葺き替えを考えてください。
     瓦葺きの場合には屋根勾配によりますが、棟・谷部分の板金または金物の腐食を
     確認してください。
      窓。バルコニーについては、周囲にものが置いてあったり、木の葉やゴミが積もっていない
     かを確認してください。大雨や台風の際には、水は低いところから高いところへ登ります。
      軒樋・縦樋は、普段から掃除をしておくことは比較的、困難である思います。周囲に林
     や高木のある地域ですと樋に木の葉が積もっていることがあります。時々注意して下さい。
      B
給排水機器周りの結露対策
      最近のトイレ便器は結露対策がなされたものもあります。しかし、一般の便器は従来の
     商品であると思います。床面に取り付けてある境目付近にシミや黒ずみが出てくることが
     あります。これは、冷水(常温水)が急激に排水されて、便器本体において結露を起こし
     水滴が床面に付着し続けることが原因です。フローリング・クッションフロアシートの下地ま
     で腐食することがあります。悪臭や見た目の悪さが不衛生を引き起こします。
     洗面所・台所・洗濯機排水箇所を注意してみてください。熱湯や高温の水を直接、
     排水口に流してませんか。パッキンを傷めてしまい、漏水の原因になります。
     また、排水の際に油分は中和してから排水してますか。なべやフライパンの油脂分は一
     度キッチンペーパー等でふき取ってから洗浄・排水しましょう。配管のつまりを解消します。
      C
収納部分の結露・湿気
      押入れやクローゼットの中は、ほとんどの場合、容量オーバー寸前ですよね。
     箱に入ったままの衣類、引き出物、衣装ケース等、どこに何があるのかわからない。
     季節の変わり目に、時々、全部部屋に取り出し、要るもの要らないものを分別することが
     必要です。その際に、風通しが良い収納方法を実行していただければ建物にも優しい。
     スノコやキャスター付の収納ケースを使って下さい。収納内部の空気が床面すれすれの
     部分で通気することができ内部の空気循環を助けます。かび臭さや湿気を解消できます。
    
●集合住宅(賃貸)
      
※給排水機器・排水口の清掃
     木造賃貸アパートが充当します。占有部分の面積が限られているため、バルコニーにも
     荷物が置かれていることがおおいと思います。日常のゴミ、不用品または、観葉植物、
     自転車?等。やはり、バルコニーの排水口の清掃です。水が溜まってしまうと、サッシの
     下部から室内に水が入り、下の部屋へ水漏れを起こしてしまいます。台所・浴室の排
     水口をとにかく清潔にしてください。

   
■鉄骨造の場合
    
●一戸建住宅
      維持管理方法は、木造一戸建住宅とあまり変わりありません。
      しかし、外壁の仕上げ方法がタイル貼り・塗り壁の場合には、クラック処理に注意して
     ください。ALCパネル工法の場合、各目地にはウレタンコーキングが施工され建物の動き
     にも対応しております。最近の鉄骨住宅は軽量鉄骨住宅が主流であるため、外壁も
     考慮されております。各メーカーの保証約款をご覧下さい。
    
●集合住宅(賃貸)
      賃貸住宅の場合には、基本的に、居室内部の管理に留まりますので、前項と同様、
     給排水機器・排水口の清掃に努めてください。

   
■鉄筋コンクリートの場合
    
●一戸建住宅
      
@湿気対策
      
木造住宅と同様に湿気対策が重要です。
      建物周囲の床面湿気に注意してください。基礎部分の根入れ深さにより、水はけが
     悪くなっています。雨水は基本的に敷地内での地下浸透処理となっております。
     しかし、遊び水の排水経路が絶たれてしまい、敷地内の土中にいつまでも水分・湿気が
     滞留してしまいます。
     この問題は、新築工事の場合、工事着工時に解消しておく大きな注意点です。
      A雨漏り・漏水対策
      
建物の外装仕上げがコンクリートの打放しの場合、クラックの状態に注意して下さい。
     最近では撥水処理や打ち放し仕上げを損なわない塗幕処理を施工しております。
     これは、コンクリート表面に柔軟性を持たせ、クラック防止・湿気の浸入防止をします。
      同様に、タイル貼り・塗り壁仕上げの場合、躯体コンクリートと仕上げ部分との隙間に
     下地モルタルがあります。そこに、水分が浸入することで、冬季には、凍結膨張し、仕上げ
     素材の剥離を及ぼすこともあります。施工時の防水シーリングが重要です。
      B給排水機器周りの結露対策
      建物内部の注意点は木造住宅と、なんら変わりません。
      C居室全体の結露・湿気・換気
      
鉄筋コンクリート造の建物は気密性が高いため、湿気がこもりやすい。
     そこで換気装置による強制換気を行います。サッシ周りは(ペアガラスを除く)結露します。
     その結露水がサッシ木枠に伝わり木部の腐食を進行させます。または、壁クロスのカビ
     や黒ずみを引き起こします。サッシ周りに限らず収納家具の後ろでも結露は起きます。
     通気に注意して下さい。
      強制換気の場合、居室もヒトと同じで空気を吸わなければ吐き出すことは出来ません。
     必ず空気環境の設計士と相談し、給気(吸う)と排気(吐く)のバランスを保ってください。
      アレルギー対策には、給気の装置にフィルターを取り付ける方法もあります。
    
●集合住宅(分譲・賃貸)
      建物全体は共同所有ですので、簡単に、修繕することは出来ません。
      住む人が常に清潔・整頓を心がけていないと、建物全体の価値が下がってしまいます。
     ※基本的に前項に準じます。
   
弊社及び代表の井上が今までに維持管理の指導をした物件をご紹介いたします。
伊豆高原
土井邸
木造新築工事で浴室内部は御影石貼と檜・杉板貼で仕上げ。
伊豆高原
土井邸
二階への階段です。巾を広く、蹴上げを小さくしました。
葛飾区K邸
木造構造を仕上げとして露出させてデザインされてます。
葛飾区K邸
構造部分と収納棚をうまく調和させました。
府中市T邸の改修工事建物の補強工事にキッチンのグレードアップを同時施工。 府中市T邸の1階床下ベタ基礎でなかったために床下に防湿・コンクリートの施工をして湿気を防御。
足立区A邸のバルコニー屋根施工。留守がちなため洗濯物を雨から守る。 世田谷区A邸マンションの一室をリニューアル。リビングに隣接した和室。襖をなくしてロールカーテンに。
世田谷区A邸の洗面室オーダーメイドの収納棚で狭いスペースも有効活用。 渋谷区S邸の3畳和室。床の間を設置し和の心を常に持つ空間に完成。


copyright (C) 2002-2010 CREARE , ALL RIGHTS RESERVED.